離婚時のマイホーム売却で気をつけたい3つのポイント
離婚を機にマイホームの売却を検討されている方へ、スムーズに手続きを進めるための重要なポイントをご紹介します。離婚時の不動産売却は、感情面の負担だけでなく、法律や金銭も大きく関わります。この記事では、倉敷市内で不動産売却をお考えの方に向けて、住宅ローンの残債、連帯保証・連帯債務、持ち分の3つの視点から詳しく解説します。
1. 住宅ローンの残債を確認する
残債と売却価格の関係
まず、住宅ローンの残債額を正確に把握しましょう。これにより、売却後の資金計画が立てやすくなります。
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アンダーローンの場合
売却価格が住宅ローンの残債を上回る場合は、売却代金でローンを完了し、残ったお金を財産分割し充てることができます。 -
オーバーローンの場合
売却価格が住宅ローンの残債を下回る場合は、自己資金で不足分を補う必要があります。この場合、任意売却という選択肢もありますが、任意売却には手続きに時間がかかることや、借入先の金融機関から承認を得られない場合もあります。
売却価格の目安を知るために
倉敷市内の不動産相場はエリアや物件の規模、状況によって大きく異なります。無料査定を利用し、専門家に相談することである程度の売却価格を把握することが可能です。
2. 連帯保証・連帯保証の確認と対応
離婚して不動産売却はしなくても、住宅ローンの残債があるときには、その住宅ローンの契約形態が「連帯保証」または「連帯債務」になっている場合、離婚後もその義務が継続するため注意が必要です。
連帯保証の場合
連帯保証人は、主債務者が返済できなくなった場合、代わって主債務者の返済の義務を負います。離婚後に連帯保証人から外れるには、金融機関との交渉が必要です。各金融機関に一定の条件がありますが、新たな保証人を立てるか、住宅ローンの借り換えを行う方法が一般的です。
連帯債務の場合
連帯債務は、その債権者に対して複数の連帯債務者全員が平等に義務を負う契約です。離婚後に一方がローンを払い続ける場合でも、金融機関に対して複数の債務者全員が責任を負う状態が続きます。連帯債務者から外れるためには金融機関の同意を得る手続きが必要です。
どちらにしても、連帯保証、連帯債務の解消には必ず金融機関の承認が前提となりますのでご注意ください。
3. 不動産の所有権持ち分について
不動産売却の場合、土地建物が共有名義の場合はその持ち分が重要です。 特に離婚時は感情的な対立が起こりやすいため、慎重に進める必要があります。
持ち分割合と売却手続き
共有名義の不動産を売却する際には、各名義人の所有割合に基づいて売却代金を割り当てます。ただし、共有名義人全員の同意がなければ不動産の売却はできません。まずはそのためにもその不動産の共有状況について確認すること、また、早めに持ち分の整理や売却の同意を得ることが重要です。
共有者が一括で売却する方法
一部の持ち分のみの売却は難しいため、基本的には共有者全員で不動産全体を売却する形が理想的です。一括売却に向けて以下の方法を検討すると良いでしょう。
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共有者間での交渉
共有者同士で全体の売却について同意することを話し合いします。共有者の一方が不動産を引き取る場合も、代金の支払い方法を含めて条件を明確にしましょう。 -
専門家を介して
直接交渉の交渉が難しい場合、弁護士などの専門家を介して交渉を進めることでをお勧めします。 -
共有持ち分の買取り
一方の持ち分を買い取りを希望する場合、新たな住宅ローンは利用出来ませんので手持ちの資金などで対応する必要があります。
共有名義を解消する選択肢
持ち分の調整が難しい場合、共有名義を解消するための以下の方法を検討するのも有効です。
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どちらか一方が持ち分を譲渡する
離婚後にどちらかが持ち分を放棄し、単独所有にする方法です。 譲渡税や名義変更手続きが必要になりますが、トラブルを防ぐために有効な手段です。 -
共有者の持ち分を買い取る
片方が持ち分を買い取り、所有を一本化する方法です。これにより、売却や活用の自由度が決まります。
上記の持ち分譲渡や買い取りに関しても連帯債務、連帯保証が関係するため金融機関での承認が必要です。また、持ち分に関する問題は法律や税金も絡むため、専門家のサポートを受けることが重要です。おおたか不動産では、共有名義の解消や売却に関するご相談も承っております。
離婚時の不動産売却は「おおたか不動産」にお任せください
倉敷市内で不動産売却をお考えの方は、地元密着の「おおたか不動産」にぜひご相談ください。
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秘密厳守で対応
離婚に関わるデリケートな状況にも、秘密厳守でお客さまのお気持ちに寄り添いながら対応いたします。 -
無料査定で安心
倉敷市の市場動向を熟知した専門スタッフが、無料で物件の査定を行います。 -
複雑な手続きもサポート
住宅ローンの繰り上げ返済や登記の変更、税金に関するアドバイスもお任せください。
まとめ
離婚時の不動産売却は、デリケートで法律的にも非常に難しいものです。 ただし、ポイントを押さえた専門家のアドバイスでスムーズに進めることができます。売却を検討されている方は、「おおたか不動産」にぜひご相談ください。
秘密厳守で対応いたしますので、安心してお問い合わせください。
【執筆者プロフィール】
有本 博一(ありもと ひろかず)
株式会社おおたか不動産 代表取締役
宅地建物取引士・2級ファイナンシャル・プランニング技能士
倉敷市を拠点に36年以上の実績と経験を持つ不動産のプロフェッショナル。倉敷市内の土地、戸建て住宅、マンション、空き家などの不動産売買を専門として、長年の豊富な知識と経験で丁寧なサービスを提供しています。
お客さまの不動産売買に関する様々なお悩みをサポート致しますのでお気軽にご相談ください。